埼玉県環境科学国際センター機関リポジトリ(個別情報)
■ ID 1208
■ 種類 学会発表
■ タイトル 絶滅危惧TA類ムサシトミヨの再導入の経過報告
■ 著者 金澤光    埼玉県環境科学国際センター
   
   
   
   
   
   
   
   
   
   
■ 出版元 日本河川・流域再生ネットワーク
■ 出版年 2010
■ 誌名・巻・号・年 第5回淡水魚保全シンポジウム三重県明和町大会、平成22年8月5日
■ 抄録・要旨  ムサシトミヨの唯一の生息地である埼玉県熊谷市の元荒川上流では、生活排水が流れ込み、絶滅の危機に瀕している。約1,500世帯から毎日約1,000m3の生活排水が生息域に流れ込んでいる。その排水を埼玉県と民間養鱒場から汲み上げている地下水約20,000m3の水で希釈し、辛うじて生き残っているのが現状である。生息域に隣接する下水道幹線への下水道整備計画はなく、近い将来、絶滅するおそれがある。  そこで、埼玉県では、ムサシトミヨを絶滅から守るために、以前、生息していた場所への再導入を検討している。今年度は、河川整備基金の助成を受けて、本庄市本庄ふるさとフラワーパーク内に、約20m2の繁殖池を造成し、生息環境を整備し、24時間地下水を給水し、親魚20尾(雄10尾、雌10尾)を放養して生残と繁殖の有無を検討している。
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